事前確認点 そもそも、FireTVスティックの世代が古い?
実はFireTVスティックには複数の世代のものがあります。
第1世代が2014年11月、第2世代が2016年10月、第3世代が2020年10月に夫々発売されており、その発売時期により性能が大きく異なります。
CPUのスペックから推定すると第1世代の性能を1とした場合、第2世代は2.X倍、第3世代は3倍程度になります。
これは、第1世代のFireTVスティックの性能に対する指摘が多かったために、改善の取組を行ってきているためのようです。
このために、購入した時期を思い出し、下の写真のリモコンのいずれであるかを考え、自分のFireTVスティックがいずれの世代のものであるか、確認してください。
もし、第1世代のものだとすると、そもそもの性能から、改善は厳しいかもしれません。
ダメもとで以下に説明する項目をやってみるのも一手ではあります。
それでもダメな場合は、最新版への買い替えを考えたほうがいいかもしれません。

それでは、動作の改善に向けて1つずつ確認していきます。
確認ステップ
確認ステップ1 本体再起動
FireTVスティックの内部動作が、一時的に異常な状態に陥っている可能性が考えられます。
正常な状態に戻すための最も確実な方法は、FireTVスティックを再起動させることです。
メニュー画面から再起動させたり、リモコン操作で再起動させる方法もあります。
しかし出来れば、デバイス内部の電荷を完全に放出するためにFireTVスティックにつながっている電源アダプタをコンセントから抜いてくだい。
その後、確実に1分は待ってから、再度電源アダプタの電源を入れてみて動作を確認してください。状態が改善しない場合は、確認ステップ2へ進みます。
確認ステップ2 ルーター・モデムの再起動
FireTVスティックが繋がっているルーターやモデムの内部動作が一時的に異常な状態に陥っている可能性が考えられます。
このため、インターネットとの接続が不安定となり、その結果、FireTVスティックの動作に影響を及ぼしている可能性が考えられます。
これを確認するため、ルーターやモデムを順番に電源を落として、1分程度待ってから、再度電源を入れてみてください。
それでも状況が改善しない場合には、確認ステップ3に進んでください。
確認ステップ3 リモコン電池交換
リモコンの電池の消耗により、FireTVスティックを正常に制御できていない可能性があります。
これを確認するために、リモコンの電池を交換して、状況の改善を確認します。
改善が見られない場合には、確認ステップ4に進みます。
確認ステップ4 リモコン初期化
リモコンとFireTVスティックの通信がおかしくなっている可能性が考えられるため、リモコンを次の手順で初期化します。
以上の作業終了後、改善状況を確認し、状況の改善が見られない場合には、確認ステップ5に進みます。

確認ステップ5 データ消去
FireTVスティックを使い続けていると、内部のデータ記憶エリアの空きが少なくなってきます。その結果、内部処理を妨げそのスピードが落ちてしまう可能性が考えられます。
このような状態を改善するために不要な内部データを消去してクリーンな状態に戻してやります。手順は以下の通りです。
なお、以下のデータ消去の作業は、アプリケーション毎に行う必要があります。
下の画面例でいうとアプリストア、ダウンロード、ABEMAというアプリが見えますが、この夫々のアプリを選択するというステップが②になります。
以上の作業終了後、改善状況を確認し、状況の改善が見られない場合には、確認ステップ6に進みます。



確認ステップ6 キャッシュの消去
FireTVスティック内部のデータの種類として「キャッシュ」といわれるデータもあります。
これはアプリを実行する過程で、FireTVスティックが一時的に使用したメモリエリアです。なので、実行完了後は消去しても問題のないデータです。
確認ステップ5の途中までは同じ操作で、③の替わりに④で「キャッシュを消去」を選択します。
以上の作業終了後、改善状況を確認し、状況の改善が見られない場合には、確認ステップ7に進みます。
確認ステップ7 工場出荷状態に戻す
1~6までの作業でも、状況が改善しない場合には、最後の手段として、以下の手順でFireTVスティックを購入したときの状態に戻します。
初期設定として行った、Wi-Fiの設定やリモコンの設定状態がクリアされますが、視聴履歴などの情報は残ります。


以上の作業終了後、改善状況を確認してみてください。
少なくとも、購入直後の状態に戻っているはずです。もし、そうではないとしたら、FireTVスティックが故障している、もしくは、モデムまたはルーターが故障している可能性が考えられます。
いずれの機器が故障しているかの確認方法
最も簡単な方法は、スマホをモデムまたはルーターに接続して、ネットワーク接続が問題ないかどうかを確認することでわかります。
問題なくネットワークにつながれば、FireTVスティックが原因であることが分かります。もし、ネットワークにつながらなければ、ルーターもしくはモデムが原因であることがわかります。
夫々の場合に応じて、コールセンターにアクセスするなどの対応を行います。
FireTVスティックの故障が原因の場合は、購入日から起算してメーカー保証期間が90日、延長保証(980円)をつけて2年間です。
この期間を過ぎていると、修理をするというより再購入の方が結果的に安くなる可能性が高いでしょう。
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さいごに
私の経験から言わせてもらうと、9割がたは、確認ステップ1または2で解決します。ごくごく、稀にそれでも解決しないケースもあるといった感じです。
そのような場合には、その次のステップに進むしかないんですが、再度、ステップ1と2を繰り返してみるということもやったりします。すると解決してしまうこともあります。
要は、落ち着いてやってみるということでしょうか。
できるだけ、時間的な余裕があるときにやってみるのがいいのかもしれません。
今回は、このへんで終了とさせてください。
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。
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