何気なく撮りためた写真や各種データはいつのまにやら、スマホ上に一杯たまってしまって困ってしまうことも多いです。
こんな時、スマホ上のデータをPCにサクッと転送してすっきりしたいと考えるでしょう。出かける前や旅行の前などでしょうか。
そんなときに簡単にデータを移動できる5つの方法を、簡単な順番に紹介していきます。
参考にしてみてください。
ストレージ残量確認方法
まず、スマホのストレージの残量を確認する方法を紹介しておきます。
iPhoneの場合、「設定」→「一般」→下のような「iPhoneストレージ」画面で確認できます。
Androidの場合、「設定アプリ」→下のような「ストレージ」画面で確認できます。
残量は人によってとらえ方が違うと思いますが、私の場合、5GB以下になったら整理しないといけないと考えますね。きっと。

5つの転送方法
それでは、5通りのデータ転送方法を1つずつ紹介していきましょう。
方法① USBメモリを使う
USBメモリを使うって考えると、スマホの端子にUSBメモリの端子は繋がらないだろうと考えるかもしれません。
一般的にスマホやPCに使われているUSBメモリの端子はTYPE-Aといわれるものです。
これに対して、スマホで使われている端子はTYPE-Cと言われるものです。
(TYPE-A,C)

実は、このTYPE-AとTYPE-Cの両方を本体にもつUSBメモリがあります。
このタイプのUSBメモリがあれば、その両端にスマホとPCを接続すれば、一発で、スマホからPCへ(又はPCからスマホへ)簡単にデータの転送やコピーができてしまいます。

このタイプのメモリを使う場合に、見るべき最大のポイントは、転送速度です。(価格も大切な要素ではありますけど。)
忙しい時になかなかデータの移動が終わらないとイライラしてしまいます。
なので転送速度をチェックしておきましょう。
スマホとPCが比較的新しければ転送速度を決めるUSBの規格は3.0以上のはずです。
その場合、USBメモリもUSB3.0以上であることが必須です。転送スピードは、最も遅い機器のスピードで行われるからです。
方法② メールソフトを使う
大量のデータ転送には向きませんが、少量のデータ転送の場合には、メールソフトを使う方法が結構便利です。
スマホとPCにインストールされているメールソフトは異なるものが使われているかもしれません。
メールソフトが違っても、全然問題ありません。また、両者で使用しているメールアドレスが違っていても、何の問題もありません。
いずれの場合でも、自分のメールアドレス宛に写真やデータを添付して送信してやればいいんです。
以下の操作例では、スマホ側で送りたい写真を選択して、それをメールソフトに渡してやります。
メールソフトでは、メール送信先を設定して送信すればOKです。
これをPC側のメールソフトで受信してあげれば、転送は無事完了です。
(メールソフト 送信、受信画面)


方法③ クラウドストレージを使う
クラウドストレージというのは、インターネット上に大容量のサーバーを用意しておき、これをPC内のストレージと同じように自由に使えるサービスです。
代表的なクラウドストレージのサービスにDropbox、iCloud、OneDrive、boxなどがあります。どのサービスも所定のデータ量までは無料で使えます。
Dropboxの場合、2GBまで無料で使えます。ここではDropboxの画面を使って説明します。
スマホ上の写真をDropboxを経由してPC側に送る例です。①で対象の写真をクリックすることで選択します。
これをDropboxの所定のフォルダに移動します。(②)これでスマホ側の操作は終わりです。
PC側では、エクスプローラでDropbox内のフォルダが、PC内のフォルダと全く同じスタイルで見ることができます。
Dropbox内の写真を入れたフォルダに移動して、中身を確認すれば、対象の写真が入っていることを確認できます。
(Dropbox スマホ側、PC側の絵)

方法④ USBケーブルでスマホとPCを接続する
最も単純な方法です。
スマホを購入したときに付属されていたUSBケーブルでPCと接続することができるはずです。
例えばiPhoneの場合、PCと接続すると認証処理が走り、場合によっては、スマホ画面に「接続した機器が信頼できるものかどうか確認」するメッセージが表示されます。
「信頼できる」をタップすることにより、PC側からスマホ内のファイルが参照できるようになります。
(iPhoneとPCの接続画面)

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方法⑤ データ通信アプリを使う
「send anywhere」というアプリを利用してデータ通信を行う方法です。
スマホ側には無料のsend anywhereアプリをダウンロードしておき、PC側はブラウザでこのアプリのページを表示するだけで大丈夫です。
例えばスマホ側で写真を選択する(①)と数桁のキーが表示されます。(②)
次にアプリ側でsend anywhereを開き画面右下の受信box欄に先ほどの数字を入力し(③)、ダウンロードアイコンをクリックします。(④)
すると、ファイルの転送が行われ、受信後、ファイルが表示されます。
複数ファイルの場合、圧縮されたファイルを受信する(⑤)ので、これを解凍します。(⑥)
但し、このアプリでは、転送時間を短縮するために独自のフォーマット形式(***.HEC)でファイル転送しています。
このために、ファイルを参照するためには、これを通常のファイル形式に変換するための有料ソフト(確か100円前後)の購入が必要です。


さいごに
最初に説明した通り、スマホのデータはいつの間にか膨れ上がってしまうものです。
出来れば、TYPE-CとTYPE-Aの端子を持ったUSBメモリを1本手元に置いておくと便利だと思います。
このUSBメモリと併用する形でメールソフトを利用したり、Dropboxなどのクラウドストレージを使う方法がいいのではないかと思います。
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