ウィルス対策ソフト(またはセキュリティ対策ソフト)は、とても多くの種類が販売されており、どの商品を選択したらいいのか迷ってしまいます。
そこで今回は、日本国内と全世界におけるウェルス対策ソフトの市場シェアの調査結果に筆者の意見を加え、おすすめするソフトを紹介していきます。
国内シェア
1981年に創業したBCNというPCやデジタル家電の調査を行いその結果を公表したり、関連するIT業界誌を出版している専門の企業があります。
対象の商品の売上を調査するために、全国のPC販売店、家電量販店のPOSデータを利用しています。
集計した結果を売上ランキングとして、発表すると共に、年に1回年間販売台数1位のメーカーを「BCN AWARD」として表彰しています。
BCNが集計した結果のランキングを以下に示します。

全世界シェア
ウィルス対策ソフトの全世界におけるシェアはOPSWATという企業が集計したデータを参照します。
この企業はサンフランシスコに本社を置き、サイバーセキュリティ対策ソリューションを提供するグローバル企業です。
最新の集計データとして2021年1月から8月までのデータを基にしてランキング結果が公開されていますので以下に紹介します。
ランキングのグラフにおいては、特に日本国内でも販売されており、実績のあるメーカーの順位を追記しています。

市場シェアデータについて
これらの市場シェアデータからいくつかのことが言えます。
まず、日本国内、全世界ともにシマンテックの商品がトップシェアであるということです。
しかし、2位以下は、全く異なるメーカーがランキングされています。
シマンテックの商品(ノートン)は、第3者評価機関AV-TESTによるBEST PROTECTION AWARD(3位)、BEST PERFORMANCE AWARD(4位)に入賞しています。
これは、マルウェアに対する保護のパフォーマンスの優れていると共に、システムにインパクトを与えることなく、軽い動作を実現できていることの証です。
国内の順位が2位のトレンドマイクロ、3位のソースネクストは、世界シェア的には、17位までにすらノミネートされていません。
日本国内においてこれらのメーカーの商品が評価されている理由は何でしょうか。
トレンドマイクロの商品(ウィルスバスター)は、第3者評価試験においてウィルスの検出率が高いとの結果が出ています。おそらくこの点が、評価されているのではないかと推測されます。
ソースネクストの商品(ZEROスーパーセキュリティ)は、他社に比べて圧倒的安さとそこそこのパフォーマンスが評価されているものと考えられます。
まとめてみると、
おすすめする商品
日本国内における評価だけではなく、全世界的なシェアと第3者評価機関における評価結果も踏まえ、筆者としておすすめするウィルス対策ソフトをまとめています。
コメント