Windowsを使用するときに、知っていると便利な機能やPCの性能を引き出すために是非とも知っておきたい機能などを紹介するシリーズの7回目です。
今回は漢字や変換方法などについて説明していきます。
漢字の読み方がわからず、入力できない場合の対応方法、期待通り文字列の変換ができずに困ってしまう場合の対応方法や記号を入力したい場合の対応方法です。
読み方がわからない漢字を調べる、入力する方法
本を読んでいるときや、Webで調べものをしている時など読み方がわからない漢字に出くわすことがあります。
以前だと漢和辞典を引っ張り出してきて調べていました。でも、PCに搭載されている辞書機能を使えば簡単に読み方のわからない漢字の入力を行うことができます。
以下の図で使い方を説明します。操作方法はとても簡単です。
まず最初に調べ終わった漢字を表示させるためのファイルをWORDなどで開いておきます。
その状態で以下の操作を行っていきます。
Windows画面の右下の日付表示のすぐ左あたりに表示されている「あ」の文字があると思います。
カーソルをこの上まで持ってきて右クリックするとメニューが表示されます。
これは、PCに内蔵されている辞書がもつ機能を利用するためのメニューです。
この中から「IMEパッド」をクリックするとIMEパッドの操作画面が表示されます。
この画面で漢字を調べていくのですが、左側に縦に並んだアイコンやら漢字が表示されています。
一番上のマークは、手書きモードに切り替えるアイコン、次のキーボードはキーボードを表示させて入力するためのアイコン、下の2つの漢字「画」「部」は夫々漢字の画数で調べる
ためのアイコン、部数で調べるためのアイコンです。
このように色んな方法で漢字を調べることができますが、もっとも使い易そうな方法は手書き入力と思います。
すでに、現時点で手書き入力モードになっているので「ここにマウスで文字を描いてください。」と表示されているエリアに、マウスのクリックボタンを押し続けることで、調べたい文字を描きます。(④)
マウスで文字を描いている間、漢字の予測変換機能は常時動いています。
入力していく毎に、候補の漢字が入れ替わって表示されていきます。
それらの中から、調べたい感じが表示されたらその漢字をクリックします。
すると、WORD上にその漢字が表示されます。

期待通り変換できない文字列を変換できるようにする方法
人の名前などを入力する際に、特殊な読み方をしたり難しい感じだったりする場合に、入力してもなかなか、期待通りの変換が行われる立ち往生するケースがあります。
たまにしか使わない名前であればまだいいんですが、しょっちゅう使わなければいけない名前の場合には、困ります。
こんな時に、PCに内蔵する辞書ツールには、人の名前や一般的な単語など、なんでも読み方と表記方法をユーザがセットで登録できる方法があります。
簡単に登録できますので是非使ってみてください。
以下の図で登録方法を説明します。
Windows画面の右下の日付表示のすぐ左あたりに表示されている「あ」の文字があると思います。
カーソルをこの上まで持ってきて右クリック①するとメニューが表示されます。
この中から「単語の追加」をクリック②します。すると単語の登録画面が表示されます。
例として「裕行」という人名を登録してみます。
登録したい文字列を入力③し、読み方を入力④します。さらに、登録する文字列の品詞を選択します。この場合は「人名」「名のみ」を選択します。
以上で設定完了なので、「登録」をクリック⑥します。これで登録完了ですが、念のため、登録されているかを確認するために「ユーザー辞書ツール」をクリック⑦します。
すると、現在登録されている単語のリストが表示され、確かにその中に今登録した「裕行」が登録されていることを確認できます。

記号の入力方法
文書を作成しているときに、色んな記号を使いたい場合があります。
手書きで文書を作る場合には、何ら問題なく勝手にかけるわけですが、PCで文書を作り場合には、そうはいきません。
この場合にも、PCの持つ辞書ツールが役に立ちます。
使い方はいたって簡単です。
下の表にあるように、①と表示させたい場合には全角の「1」と入力すると、勝手にその変換候補として①を表示させてくれます。
〒を表示させたい場合には「〒」です。→を表示させたい場合には「やじるし」でOKです。
入力文字 | 記号 | 入力文字 | 記号 |
かっこ | 「」【】[] | ほし | ☆ ★ |
イコール | ≒ ≠ | まる | 〇 ◎ |
こめ | ※ | さんかく | △ ▽ ▲ ▼ |
(全角)1 2 3 | ① ② ③ | しかく | □ ■ ◇ ◆ |
みぎ ひだり | → ← | ゆうびん | 〒 |
うえ した | ↑ ☝ ↓ ☟ | たんい | ° ‰ Å |
これらの表に示した入力文字と記号の関係は、PCに内蔵する辞書に組み込まれているものです。
従って、自分で新たな変換ルール使いたい場合には、前記のユーザ辞書ツールを使うのが効果的です。
自動変換させたい文字列を辞書ツールに登録しておくわけです。
例えばですが、「ゆうちゅうぶ」と入力するとYouTubeと変換させたり、「クローム」で「chome」と変換させるなど、面倒な入力には自動変換を使わない手はないと思います。
さいごに
過去の6回のシリーズもよかったらのぞいてみてください。
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