Windowsを使用するときに、知っていると便利な機能やPCの性能を引き出すために是非とも知っておきたい機能などを紹介するシリーズの8回目です。
今回はWindows画面における操作などに関して便利な機能を中心に紹介していきましょう。
画面のサイズを自動調整する
Windows画面上に複数のファイルをWORDやエクセルなどを使って同時に表示させるようなケースがあります。
複数のファイルを参照しながら、新たにファイルを作成したり、修正したりするようなケースです。
その場合にいちいち、画面のサイズと表示位置を手操作で設定するのは大変です。
このような場合に利用できるのがWindowsのスナップ機能で、表示画面サイズや表示位置を自動調整してくれます。
下の図を用いて説明します。
表示位置を固定したいファイルを画面の四隅①、③、⑤、⑦の位置までドラッグして移動させます。
すると、ファイルのサイズが自動的に画面サイズの1/4に調整され、表示されます。
同じように、②、④、⑥の位置までファイルをドラッグして移動させていくと、画面サイズの1/2に調整され、表示されます。
この機能を使うことにより、例えば、画面を四分割して、4種類のファイルを均等に表示させることが簡単にできます。

自動調整されて使いにくいと感じる場合には、この機能をオフにすることができます。
Windows画面の左下のスタートアイコンをクリック⑧し、歯車マークの設定アイコンをクリック⑨します。
Windowsの設定画面でシステムをクリック⑩し、マルチタスクをクリック⑪します。
そしてウィンドウのスナップをオフに設定⑫することにより、表示位置とサイズの自動設定機能はオフになります。

目的の画面を一瞬で最前面に表示させる
Windows画面において、複数のファイルを開いて異なる作業を進める場合があります。
その場合に、あるファイルの編集途中に素早く、別の画面に切り替えたいケースがあります。
Windows画面の下に表示された、システムトレイの中のアイコンを選択することにより、切り替えることもできますが、同じタイプのファイルを同時に開いている場合などでは、すぐに開きたいファイルを特定しにくい場合があります。
そのようなときに便利なのがALTキーとTABキーを同時に押します。
すると下の画面に示すように、その時、同時に開いているすべてのファイルを一気に表示してくれます。
そして、ALTキーを押したままでTABキーを押したり離したりすることで、フォーカスするファイルのカーソル位置を移動させることができます。
フォーカスするファイルのカーソル位置を移動させるには、ALTキーを押したままで、TABキーを離して、その替わりにカーソルキー(←、→)を押しても大丈夫です。
この方法により、瞬時に、編集対象のファイルを切り替えることができるためとても便利です。

頻繁に届くメッセージがうるさい
Windowsで作業を行っている最中にメールを受信したり、ニュースを受信したりするとそのたびにメッセージが表示され、疎ましく感じることがあります。
このような時に、「集中モード」に切り替えることにより、表示させるメッセージを絞り込むことができます。
下の画面により説明します。
画面右下隅のアイコンをクリック①します。
そうするとアクションセンターと呼ばれるメニューが表示されます。
このメニューには、便利な機能が色々と搭載されています。その中から、集中モードをクリック②します。すると、「重要な通知のみ」に表示が切り替わります。
これで、重要な通知のみに限定されてメッセージが表示されるようになります。

更に、「重要な通知のみ」を右クリックして、「設定を開く」をクリック③します。
すると、集中モードにおける条件を細かく設定できます。
例えば、「ゲームをプレイしているとき」の設定をオンにすると、この条件で集中モードをオンにするとゲームをプレイしているときには、重要な通知のみが表示されます。
「アプリを全画面表示モードで使用しているとき」の設定をオンにすると、この条件で集中モードをオンにすると、アプリを全画面表示モードで使用している場合、アラームのみ通知されます。

さいごに
過去の6回のシリーズもよかったらのぞいてみてください。
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