Windowsを使用するときに、知っていると便利な機能やPCの性能を引き出すために是非とも知っておきたい機能などを紹介するシリーズの9回目です。
今回は離席する際に一発で画面をロックする方法など画面の設定方法を中心に説明していきます。
席を立つとき簡単に画面をロック
出先のコーヒーショップなどで、ちょっとトイレに立つときや会社の中で作業していて、ちょっと、コピー機に印刷物を取りに行くときなど、PC画面を表示させた状態のままだと不安があります。
かといって、PCをシャットダウンするのも面倒なときの対応です。
3つほど、対応方法が考えられます。
最もスマートなのは、Windowsキーと“L”キーを同時に押す方法です。一瞬で画面がロックされます。
2つ目の方法は、ノートPCの場合に限られますが、上蓋を閉じる方法です。Windowsキーと“L”キーの同時押しの場合と同様に、画面がロックされます。
3つ目の方法は、下の図の通りWindowsの左下のスタートアイコンをクリック①し、人のマーク(userアイコン)をクリック②します。
メニューが表示されるので「ロック」をクリックすれば画面がロックされます。

自動的に画面が暗くなるまでの時間を変更
PCを放置しておいた場合に自動的に画面を暗くしたり、更に放置しておいた場合には、自動的にPCの電源をオフする設定を行うことができます。
さらにこれらの機能か稼働するまでの時間を設定することができます。
以下の図で設定方法を説明します。
Windowsの通常画面が表示されている状態で、画面の任意の場所で(とはいっても、フォルダーやゴミ箱など何もないところで)マウスの右クリックを押します。
するとメニューが表示されるので、「ディスプレイ設定」をクリック①します。
画面が切り替わったら、「電源とスリープ」をクリック②します。
更に画面が切り替わった先で、ディスプレイの電源を切るまでの時間設定とPCをスリープ状態にするまでの時間設定を行う画面に切り替わります。
スリープ状態とは、テレビで言うところのスタンバイ状態と同じようなもので、電力の消費を抑えるために電源キーを押すまで眠っている状態のことです。
さらに以上のディスプレイ電源の設定とスリープの時間設定夫々に対して、バッテリー駆動時、電源接続時夫々の場合の時間設定を行えます。
この例では、バッテリー駆動時のスリープ時間設定を行うために、その設定のタブをクリック③しています。
プルダウンメニューで設定できる時間が表示されるので、この例では1時間を設定しています。これで設定は完了です。


右クリックの使い方
マウスの左クリックボタンは、対象物を選択する場合に、頻繁に使われるボタンですが、左クリックボタンの役割は何かと考えると、特定の機能のみを持っているというわけではありません。
そのとき、そのときによって異なる役割を果たします。
下の図に、左クリックの代表的な役割を示してみました。
まず、Windowsの通常画面(デスクトップ画面)で、右クリックを押したときに表示されるのが①のメニュー画面です。
デスクトップ画面上に表示されている、各種アイコンやファイルの並べ替え、各種ファイルの新規作成、ディスプレイ画面の設定メニュー表示などの入り口になります。
次に、任意のファイルを選択して右クリックを押したときに表示されるのが②のメニュー画面です。
ファイル操作、ウィルスチェック、圧縮と解凍、名前の変更、ファイルのプロパティ表示などのメニューです。
最後にゴミ箱を選択して右クリックを押したときに表示されるのが③のメニュー表示です。ゴミ箱に対する色んな操作を選択して実行するためのメニューが表示されます。
以上の通り、マウスの右クリックは、左クリックと異なり、PCの画面の表示によって、その役割が異なるのです。

さいごに
過去の8回のシリーズもよかったらのぞいてみてください。
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