【必見!】取得すべきIT資格と人気ランキング

資格取得の便利帳

スキルアップするため、なりたい自分を目指すため、更には年収をアップするため資格を取得したいと考えている人は多いのではないかと思います。

しかし、考えているだけではいつまでたってもありたい姿に到達することはできません。

この記事を参考にまずはアクションしてみませんか。

この記事を読むとわかること

  • 自分はどんな資格を取得すべきか?
  • IT資格にはどんな種類があるのか?
  • IT資格取得でどんなメリットがあるのか?
  • IT資格取得のための最適な勉強方法はなにか?
  1. はじめに
  2. ITの資格取得は何のため?
    1. 客観的に評価されるため
    2. 自分の夢をかなえたいから
    3. 収入を増やすため
  3. キャリアパス(将来なりたい自分)を描いてみる
    1. 最終的な姿に対して、3~5年程度ごとに目標を設定してみる。
    2. さらに次の3年で、リーダーとして後輩を指導できるようになる。
  4. ITの資格取得のメリット
    1. 資格手当が期待できる
    2. プロジェクトに参加できる
    3. 転職のときに有利になる
    4. 社会的評価があがる
  5. IT資格取得の(勉強)方法
    1. ネット上の講座を利用する方法
    2. リアルなスクールを利用する方法
    3. 自分で勉強する
    4. 組み合わせる
  6. おすすめの講座やスクール
    1. オンライン学習
      1. スタディング  
    2. リアルスクール
      1. TAC
      2. アイテック
  7. 資格の分類
    1. 国家資格
    2. ベンダー資格
    3. ベンダーニュートラルな資格
  8. 目的別、人気の資格
    1. まずは、未経験者向け
      1. ITパスポート(略称:IT)
      2. 基本情報技術者試験(FE)
      3. マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
    2. ITマネジメント系エンジニアを目指すなら
      1. 応用情報技術者試験(AP)
      2. プロジェクトマネージャ試験(PM)
      3. PMP(Project Management Professional)
      4. ITストラテジスト試験(ST)
      5. システムアーキテクト試験(SA)
      6. ITサービスマネージャ試験(SM)
    3. インフラ系エンジニアを目指すなら
      1. シスコ技術者認定(CCNA)試験
      2. ネットワークスペシャリスト試験(NW)
      3. データベーススペシャリスト試験(DB)
      4. AWS(Amazon Web service)認定試験
    4. セキュリティ系エンジニアを目指すなら
      1. 情報処理安全確保支援士試験(SC)
      2. 情報セキュリティマネジメント試験(SG)
    5. ネットワークエンジニア、インフラエンジニアを目指すためには
      1. オラクルマスター(ORACLE MASTER)
      2. オラクルJava認定資格(Oracle Certified Java Programmer)
  9. その他の主なIT系資格
    1. エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
    2. システム監査技術者試験(AU)
    3. Linux技術者向け試験
  10. まとめ

はじめに

私は民生用AV機器メーカーで30年近い勤務を経験しました。

その後、技術規格を策定する一般社団法人での仕事やIT機器を販売する企業での機器開発業務を経験してきた元エンジニアです。

転職する場合には、人夫々色んな事情がありますが私の場合は、私が所属していた事業体で私が担当していた事業からの撤退が理由でした。

入社して30年近く同じ製品に関わってきて、その製品を扱わなくなってしまう事態に対して、私は、会社を替わって新たな分野で再度チャレンジする道を選びました。

会社を替わるにあたり、まず必要なことは、自分のできること=保有するスキルの棚卸です。私の場合は、長い間経験してきたエンジニアとしてのスキルやマネジメントスキルを武器にして転職活動を行いました。

この記事を読んでいる方も、自分のスキルの棚卸と、それが足りないと感じる場合には、スキルを磨いて新たな仕事を得るための武器を手にしましょう。

ITの資格取得は何のため?

ITの資格を取得したいと思う理由は何だろうか?この原点をしっかり再認識しておくことにより、今後の進め方も変わってくるはずです。

再度、整理しておきましょう。

客観的に評価されるため

会社において人の能力を測る尺度の1つとして、資格の取得が挙げられます。

ITの資格を持っているから、その分野の仕事を任せてみるなど、新たな取り組みに対してチャンスが与えられる可能性が出てきます。

その時のために、資格を取得して準備をしておくという考え方があります。

自分の夢をかなえたいから

人によっては、小さな頃からのあこがれとしてコンピュータに関わる仕事をしてみたいと思う気持ちがあった人もいるのではないでしょうか。

コンピュータのプログラム開発をする人、大規模なプロジェクトの開発において、メンバーを先導してプロジェクトを推進する人。

プロジェクトマネージャやプロジェクトリーダーのような人にも憧れますよね。

就職するとき、または転職の際にこのような職業に就くための準備として資格を取得しておくのは有効と考えられます。

収入を増やすため

現状の収入に満足できず、ITの技術を習得し、IT技術者として活躍して収入を増やしたいと思う人もいるでしょう。

しっかりとしたプログラミング技術やプロジェクト推進技術を持っていれば、資格手当として、給料アップにつながる可能性があります。

転職によって収入増につなげることができるかもしれません。

私の場合は、会社の事業が終わるタイミングでしたので特殊でした。

その時に、一番最初にしたのは、次に自分がやりたいことは何か?逆に自分は何ができるか?何をもって新しい会社で貢献できるのかの整理と棚卸です。

そこからのスタートです。

キャリアパス(将来なりたい自分)を描いてみる

将来、最終的に自分がなりたい姿をできるだけ具体的に描いてみます。会社の中で、どんな仕事を手掛けたいのか、どの程度の収入をもらいたいのかなどです。

できるだけ具体的に書き出してみることが結構大切です。

最終的な姿に対して、3~5年程度ごとに目標を設定してみる。

まず、最初の3年でプログラミング言語を身につけて、とにかくプログラム開発ができるようになること。

次の3年で、先輩に頼ることなく、1人前のプログラマとして1人立ちすること。

さらに次の3年で、リーダーとして後輩を指導できるようになる。

更にその次のステップとして、1つのプロジェクトのプログラミング開発を統括できるレベルになる、などです。

そして、最終的には、複数のプロジェクトを推進できるプロジェクトマネージャになり、年収はいくら以上を目標とする、などです。

とにかく、夢を大きく描いて、意欲をもって取り組んでいけるような計画を、出来るだけ詳しく考えてみるといいと思います。

ITの資格取得のメリット

IT関連の資格習得により、いろんな可能性が広がります。資格習得してみて、初めて気が付くこともあります。

「自分の考え方に間違いはなく、この通り進めれば自分の目標に到達できそう」とか、逆に「自分の考え方は甘かった。こんなペースでは、目標に到達できそうもない」などです。

その結果から、必要なら方向修正すればいいことです。アクションしたから見えてきたことです。

資格手当が期待できる

会社によっては、特定の資格を取得すると関連する仕事を効率的に進めることが期待できることから、資格手当を支給するところもあります。

従って、これから取得しようとする資格が、手当の支給につながるかどうか、確認してみるのもいいと思います。モチベーションアップにつながります。

プロジェクトに参加できる

会社として、新たなビジネスにチャレンジしようとするとき、または既存のビジネス分野においても新たなシステムやサービスを開発することがあります。

このようなときに、取得しておいた資格がプロジェクト参加につながることも考えられます。

社内に同じ資格を保有する人間が少ない場合には余計にその可能性は高くなります。

転職のときに有利になる

転職のときに履歴書に保有するITの資格を記入することは大きなアピールポイントになります。

保有する技術やスキルを直接面接の場で披露することは出来ないだけに、その代替手段として面接官に大きな印象を与えることは間違いありません。

しかし、資格を持っているからと言ってその上にあぐらをかいていては進歩がありません。

資格のおかげで入社できたら、「彼は、ITの資格を持っているから、やはりたいしたものだ」と言わせるように努力しなければなりません。

社会的評価があがる

資格を取得していることは、例えばネット上のSNSを使ったり、自身のブログによってなど、アピールしていくことは容易です。

このように、今や様々な手段をもって、自分を売り込んでいくことはとてもやりやすい時代になっています。

その結果、資格の取得により世間から受ける社会的評価を挙げることも可能と考えられます。

IT資格取得の(勉強)方法

資格を取得するための勉強方法には、ネット上の講座を利用する方法、リアルなスクールに通う方法、これらを利用せず独学で勉強する方法があります。

それぞれの特徴について整理していきましょう。

ネット上の講座を利用する方法

ネット上の講座の利用は、リアルなスクールに通う場合に比べて効率的に習得することが可能です。

不明点が発生した場合もすぐに講師に質問することで解決することが可能です。

加えて、リアルなスクールと比較した場合、勉強する以上拘束時間は当然発生しますが、それを自分で選択して、比較的柔軟に対応することができる利点があります。

また、交通費なども不要になるという点においてもリアルなスクールに比べて有利です。

加えて、講座の受講費用も一般的にリアルスクールに比べて低めです。

リアルなスクールを利用する方法

リアルなスクールに通って勉強する方法は、経験豊富な講師の指導に従って勉強できることから、効率的に習得することが可能です。

不明点が発生しても、すぐに解決することができる点も魅力的です。

他方で、交通費を含め、それなりの費用の投資を覚悟しなければなりません。また決まった時間拘束されることも覚悟しなければなりません。

自分で勉強する

自分で本を買い込んだり、ネットを利用したりして勉強する方法です。

常に自分のペースで自分の理解度に合わせて学習していくことができるため、消化不良にはなりにくいという利点があります。

当然、わかりにくいところは繰り返し、何度でも学習し直すことも自由にできます。

しかし、指導してくれる人がいないため、勘所を集中的に勉強するなど効率的な学習は期待できません。

また、不明点などが発生した場合にも、基本的に自分で解決しなければなりません。

1つの課題を解決するだけで数日費やすようなケースもあるため、強い意志を持って学習に臨むことが必要です。

組み合わせる

以上から、おすすめの方法は、最低限の知識はネット上の講座を利用して学び、それ以降は、本とネット情報を利用しながら学んでいくのが効率的で効果的と考えられます。

逆に自分で本を購入してできるところまで頑張ってみて、やはりネットの講座で学びたいとなったら申し込んでみるというやり方もありと思います。

このように、複数の方法を組み合わせて効率的に学習する方法を私は勧めたいです。

おすすめの講座やスクール

資格取得のための方法としてWeb上のビデオ学習などをサポートするオンライン学習講座を利用する方法や、リアルスクールがあります。

学習のスタイルや好みからスクールを選択しましょう。

オンライン学習

スタディング  

こちらおすすめ!

「スタディング」は、短期間で合格した人々の勉強法を徹底的に研究し、開発した学習ツール。

いつでも学習でき、安価でわかりやすい指導で受講できることが特徴です。

一番最初は中小企業診断士の講座からスタートしており現在では30講座以上をラインナップしています。

IT系の資格としてITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者の各試験に対応しています。

スタディングはこちらからすぐに利用できます。☟

オンライン資格講座 スタディング

おすすめのオンライン講座をこちらで紹介しています。あわせて読んでみてください。

リアルスクール

自分の都合に合わせて学習が進められるため、オンライン学習を強く勧めますが、従来型の対面式のスクールも紹介しておきましょう。

TAC

1980年創業の実績豊富な資格取得のための専門スクールです。

北は札幌から南は沖縄校に至るまで全国30校以上展開しています。

IT系の資格として、ITパスポート、情報セキュリティマネジメント、基本情報技術者、応用情報技術者、情報処理安全確保支援士に対応しています。

アイテック

1983年にIT人財育成を目的とした専業事業者として創業しており、すでに90万人以上が受講しています。

IT系の資格試験への対応として、ほぼすべての国家資格に対応しています。

学習の形態は公開講座、WEBコース、書籍、模擬試験と豊富です。

資格の分類

一口に資格といっても幅広いものです。大きく国家資格、ベンダー資格、ベンダーニュートラルな資格に分類できます。夫々、説明していきましょう。

国家資格

国家資格とは、国がITの特定分野における知識や技術が一定の水準以上であった場合、それを認定するものです。

特定の企業名や製品名などを出すと特定の企業をひいきにしていることとなり、公正な競争を阻害することにもなりかねないためWindows、iOSなどは許されません。

このため概念の理解を確認する試験となることから、ベンダー資格やベンダーニュートラルな資格で補完しています。

ベンダー資格

ベンダー資格とは、IT関連製品を販売するメーカーが自社の製品に関する知識や製品を使った技術が一定の水準以上であった場合、これを認定するものです。

実際の製品に関する取扱いを踏まえた資格であることから実用的な試験と言えます。

国家資格には有効期限がありませんが、ベンダー資格は(資格によって異なるが)5年程度の有効期限があり、資格を保持し続けるためには、再度試験を受けなければなりません。

一例としてマイクロソフト社のオフィススペシャリスト資格、日本オラクル社のオラクルマスター、ネットワーク機器メーカーとして世界的に有名なシスコシステムズ社のシスコ技術者認定資格などがあります。

ベンダーニュートラルな資格

ベンダーニュートラルな資格とは、特定の企業が主催することなく特定の技術を認定するために国や企業とは別の非営利団体などが主催して、資格の認定を行うものです。

一例として、NPO法人LPIジャパンが主催するHTML5の認定試験やLinux技術者認定試験などがあります。

色んな資格がありますが、資格取得の目的を考えてみることです。

国家資格は広く、就職や転職の際に武器になります。ベンダー資格は、その資格試験を主催するベンダーへの就職や転職の際に有利になる可能性があります。

というようにです。

目的別、人気の資格

資格を取得するステップですが、人によって当然アプローチ方法が異なります。

IT業界が初めてという人や学生などの場合は、「未経験者向け」の資格を取得した後に、夫々の技術分野ごとの資格にチャレンジする方法をお勧めします。

既にIT業界で仕事をされている方は、最初から、目的の資格取得に向けて準備をすべきと思います。

試験によっては、同じ種類の資格の中に難易度別に複数の試験があるケースがあります。

またベンダー資格には、3~5年程度で資格が失効するタイプなどもあります。目的や目標に合わせて選択してください。

まずは、未経験者向け

ITパスポート(略称:IT)

IPA(情報処理推進機構)が主催する国家資格です。

ITを扱う上で基本的な知識を確認するための資格試験で学生や社会人が対象。合格率は50%程度と言われており、比較的短期間の準備で対応可能。

100~150H程度の学習時間が必要と言われています。

スマートフォンを利用して「通勤時間」や「お昼休み」など、少しの時間を、効率的に学習できるSMART合格講座をお勧めします。☟

基本情報技術者試験(FE)

IPAが主催する国家資格です。

コンピュータの基本的な仕組み、データベース、ネットワークやソフトウェアの基本的な動作の理解などが求められます。

また企業経営などのIT分野以外の基礎知識も問われることから、IT業界の会社にて仕事を行う上での基本的な知識を確認することができます。

合格率は30%程度と言われており、ITパスポートよりは、しっかりとした準備が求められ270~500H程度の学習時間は必要と言われています。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

エクセルやワードなどのマイクロソフト製品を使いこなすスキルを客観的に証明することができる資格です。

従って、就職や転職の際のアピールポイントになると考えられます。

ITマネジメント系エンジニアを目指すなら

応用情報技術者試験(AP)

IPAが主催する国家資格です。

合格率20%程度のため、結構難易度の高い試験と言えます。

難易度のレベルはIPAが定義したキャリアフレームワークの中でレベル3に位置付けられている試験です。(レベル1~4まであり、レベル4が最も難しい)

基本情報技術者試験と同じように、出題範囲が幅広いため、実務の経験がないと合格は厳しいと考えられます。

しっかりとした事前の準備が必要ですが、中には実務の経験のない学生が、就職に有利となるよう学生のうちに資格を取得するケースもあります。

従って、必ず実務経験が必要というわけではありません。

プロジェクトマネージャ試験(PM)

IPAが主催する国家資格です。

プロジェクトマネージャ試験は、プロジェクトの予算、スケジュールや開発するシステムの品質を計画立案して、これを遂行してプロジェクトを成功に導いていく立場の経験とスキルが求められます。

加ええて、経験の浅いエンジニアを指導しながらともにゴールを目指していきます。

合格率は15%程度と難関ではありますが、この資格を持っていると転職の際に有利となるばかりでなく、年収アップにもつながることが期待できます。

PMP(Project Management Professional)

ベンダーニュートラルな国際資格です。

アメリカに本部があるNPO法人プロジェクトマネジメント協会が主催しています。

全世界で100万人の資格取得者がいると言われており、プロジェクトの管理と運営を行うスキルのチェックが試験を通して行われます。

具体的な合格率は公表されていませんが、難関な試験と考えられます。

試験を受けるための条件として、例えば大卒の場合、3年以上の実務経験とその中で4500H以上の期間、プロジェクトマネージャとしての役割を担った経験が必要です。

この資格は、外資系の会社に転職する場合に特に有利となると考えられます。

ITストラテジスト試験(ST)

IPAが主催する国家資格です。

ITストラテジスト試験は、厚生労働省が認める専門職として認定される非常に難易度の高い資格で合格率は15%前後と言われています。

経営戦略や事業戦略、事業計画を策定する段階から会社の経営層と共に参画していきます。

企業におけるCIOやCTOなどを目指す人向けの資格として位置づけられます。

システムアーキテクト試験(SA)

IPAが主催する国家資格です。

システムアーキテクトはプロジェクトマネージャの傘下において、情報システムのグランドデザインを行い、プロジェクトの成功に貢献する役割を担います。

具体的には、システムエンジニア(SE)としてシステムの要件を調査、分析して機能仕様を策定し、これを具現化するためのシステム設計、更にはシステムテストを担当します。

ITサービスマネージャ試験(SM)

IPAが主催する国家資格です。

ITサービスマネージャ試験では、情報システムの安定稼働と障害発生時の対応を効率的かつ効果的に行うことができるスキルが求められます。

更にシステムの運用改善の提案や経験の浅いエンジニアの指導も行います。

試験の難易度は非常に高く12~14%程度と言われており、合格するためには豊富な実務経験に加えて、豊富な知識の双方が求められます。

将来的に会社においてシステムの開発や運用を行っていきたいと考える人は是非、挑戦すべき資格です。

インフラ系エンジニアを目指すなら

シスコ技術者認定(CCNA)試験

シスコ技術者認定試験は、アメリカのメジャーなネットワーク機器メーカーであるシスコ社が主催する認定試験です。

ネットワークに関する知識やシスコ社の製品の取り扱い方法を理解しなければなりません。

従って、この資格を取得できるとネットワーク系やクラウド系のエンジニアとして活躍できる可能性が高くなります。

ただし、この資格は取得しても3年で失効してしまうため再度試験を受けるか、より上位の試験を受けなければなりません。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

IPAが主催する国家資格です。

ネットワークや情報サービスに関する知識を理解していると思に、大規模で安全かつ堅牢なシステムを構築して運用できるスキルが求められます。

とても難易度が高い試験と言われていますが、大規模なシステムの構築や運用を目指す場合、取得したい資格です。

データベーススペシャリスト試験(DB)

IPAが主催する国家資格です。

経産省が認定する試験の難易度が「レベル4」と最も高難度に位置付けられています。

データベースに関する高い固有技術を生かして情報システムの企画、要件定義、開発、運用、保守において中心的な役割を果たすと共に技術支援できるスキルと経験が求められます。

試験の合格率は低く、平均すると実質10%前後です。

今後ますます必要とされるAIにおける機械学習やビッグデータ分析において大規模なデータベースの取り扱いは避けることができないことから、データベーススペシャリストは、重宝される人材と考えられます。

AWS(Amazon Web service)認定試験

AWSはアマゾンが行うウェブサービスです。

このサービスをよく理解し、運用と保守ができるスキルが求められる資格試験です。

この資格を持つことで、会社内においてそのことをアピールし、関連する業務を手掛けることができるようになることが期待できます。

試験にはいくつかのレベルがあります。

最も易しい基礎レベルから、その上のアソシエイトレベル、更に高難度のプロフェッショナルレベルです。

セキュリティ系エンジニアを目指すなら

情報処理安全確保支援士試験(SC)

IPAが主催する国家資格です。

2017年に新設された情報セキュリティに関する資格で比較的新しいものです。

「最新のセキュリティに関する知識・技能を備えた、高度かつ実践的な人材」として位置づけられており、知識と経験の双方が求められます。

情報系の国家資格として初めての「士業」となっています。

合格率は15%前後と難関試験です。

様々なセキュリティリスクから情報システムを守っていかなければならない状況の中で、今後、一層必要とされる人材です。

従って、情報セキュリティ技術を必要とする企業への転職の際には大きな武器となると考えられます。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

IPAが主催する国家資格です。

情報処理安全確保支援士試験同様、2017年に新設された情報セキュリティに関する資格で比較的新しいものです。

情報処理安全確保支援士試験は情報セキュリティのスペシャリストの試験ですが、情報セキュリティマネジメント試験は違います。

企業において財務、法務、総務、人事、営業、製造、企画などを担当する人が、情報セキュリティを補助的なスキルとして保有する場合に取得する資格です。

ネットワークエンジニア、インフラエンジニアを目指すためには

オラクルマスター(ORACLE MASTER)

DBおよびSQLの管理と運用スキルを確認するため日本オラクル社が主催する資格試験です。

オラクル社のDBは国内トップシェアのため、この試験に合格するとそのDBを扱う技術を身につけていると言えるため、その利点は大きいです。

試験のコースは易しい方からブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4種類があります。

ブロンズの合格ラインは65~77%と言われているが、オラクルの製品を扱ったことのない人にとっては、決して簡単ではありません。

オラクルJava認定資格(Oracle Certified Java Programmer)

日本オラクル社が主導するJavaプログラマの認定資格です。

このJava認定資格の取得により、業界標準に準拠した高いスキルを証明できたことになります。

従って、他の業界からIT業界へ新たに入ってきた人が企業に就職しようとした場合、この資格を持っていると大きな武器になります。

その他の主なIT系資格

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)システム監査技術者試験(AU)などの国家資格があります。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

エンベデッドシステムとは、車や家電やAV機器などの様々な機器に組み込まれるコンピュータシステムのことを指します。

エンベデッドシステムスペシャリストはこれらのシステムを構築するための専門知識と開発チームを束ねて開発を成功に導くスキルが求められます。

組み込み系のシステム開発を主導していきたい人に向けた試験です。

システム監査技術者試験(AU)

システム監査技術者とは、システムの開発とは独立した立場でシステムの信頼性、安全性、効率性、機密性、保全性を点検し評価する技術者のことです。

これらの点検や評価はシステムの導入から運用におけるあらゆる段階で行われます。

これらの作業は、システム監査を行う専門の会社や組織で行われます。

このような仕事に携わりたいと考える人に向けた資格です。

Linux技術者向け試験

Linux技術者向けの資格試験としてLPIC(Linux Professional Institute Certification)とLinuC(Linux技術者認定試験 :リナック)があります。

LPICは世界中で実施されるLinux技術者認定試験でLPI認定資格とも呼ばれています。

LinuCはLPIC試験を運営してきた日本法人が実施している試験です。

共にLinux技術者を目指す人は、取得したい資格です。

まとめ

最終的につきたい仕事を目指すためにはどうすべきか、そのためにはどんな資格を取得すべきか、さらにその資格を取得するための方法について説明してきました。

どれだけ強い意志を持って、つきたい仕事に、もしくは将来ありたい自分を目指していくことができるかということに尽きるんだと思います。

そのためには、コツコツと地道に続けていくことが必要です。

この記事が、少しでも読者の方の目標達成に向けてのお役に立てれば幸いです。

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