PCをウィルスから守るためのウィルス対策には、日ごろのメールやネットサーフィンの利用時における心がけが大切です。その上で、ウィルス対策ソフトウェアの導入により、一層、安心できるPCの利用環境が実現できるものと考えられるでしょう。
メールやネットサーフィンの利用
メール
日々、受信するメールの中で何の気なしに、知らないメアドや知らない人から送られてきたメールを無意識に開いたり、ましてや添付ファイルを開いたりすることは厳に慎みましょう。
悪意ある第三者は、我々のスキをついて、メールやその添付ファイルにウィルスを忍ばせて送ってくるからです。
また、メールの中に表示された、見たこともないリンク先などには決して飛ぶことは避けましょう。リンク先のサイトのコンテンツをダウンロードしてそれがウィルスである可能性も考えられますよ。
【!注意!】 ①知らない宛先からのメールを開かない。
②知らない宛先からのメール添付ファイルを開かない。
③メールに記載された、知らないリンク先に不用意に飛ばない。
ネットサーフィン
知らないサイト、怪しげなサイトを参照するのは、極力避けるようにしましょう。
ウィルス感染ではないんですが、フィッシング詐欺にあうかもしれないからです。
例えばamazonや楽天サイト、もしくは自分の取引している○〇銀行のような有名なサイトにとてもよく似せたサイトに誘導される可能性が考えられます。
そこで個人情報やカード情報などの入力要求に応じて入力すると、全て盗み取られてしまい、悪用される可能性があるんです!
また、知らないサイトで不用意にファイルをダウンロードすると、そこでウィルスが一緒になってダウンロードされてくる可能性があるんですよ。
【!注意!】 ④知らないサイトや怪しげなサイトを不用意に参照しない。
⑤不用意にファイルをダウンロードしない。
USBデバイス
会社の同僚からもらったり、貸与されたりしたUSBメモリは海外の取引先やその他、素性のよくわからないデータが入っていることがありますよね。
このようなUSBメモリにウィルスが混入している可能性があるんです!
なのでUSBメモリは極力使用しないようにした方がいいでしょう。
仮に使用する場合には、素性が分かっているもののみ使用するようにしましょう。
【!注意!】 ⑤USBメモリの使用は極力避ける。
以上が、日ごろのPCの使い方におけるごく基本的な心構えと注意事項です。
次にWindowsに内蔵されたセキュリティ対策と専門のセキュリティ対策ソフトウェアを解説していきましょう。
Windows
Windowsは不定期にアップデートされているため、常に最新の状態にしておきましょう。
Windows OS内にセキュリティ上の弱点が見つかり、結構セキュリティ関連の改良がおこなわれていることが見受けられますね。リリースノートを見るとね。
また、Windowsには「Windows Defender」というウィルス対策ソフトが導入されていて、ウィルス対策をこのソフトウェアで行うことができます。
とはいっても、各ウィルス対策ソフトメーカーが提供するウィルス対策ソフトウェアと比較するとウィルスの検出率は低いですけどね。
なので、安全のためには、お金をかけてでも専門のウィルス対策ソフトウェアを入れておくべきと思います。
この点は、強調しておきます。投資しただけの価値は、必ずあるはずです。
【対策ポイント】 ①Windowsは常に最新状態にアップデートしておく

ウィルス対策ソフトウェアを利用する
専門のウィルス対策ソフトは何といっても、経験と実績が違います。
これまで発見されたウィルスに対応するパターンデータというものを保有しておりこれと比較してウィルスを検出できるんです。
ウィルス対策ソフトを開発するメーカーは毎日24時間世界中でウィルスの監視を行っているんですよ。
新たなウィルスを発見するや、すぐに分析して、自分のものとしてプログラムやデータファイルに取り込んでいくんです。
なので、ウィルス対策ソフトウェアのバージョンと定義ファイルは常に最新状態にしておきましょう。
また、折角、インストールしたウィルス対策ソフトによるドライブ全体の定期スキャンを無効化してはいけません。
ウィルス対策ソフトを入れた意味がほとんどなくなってしまいます。
【対策ポイント】
②ウィルス対策ソフトウェアは必ずインストールしておく。
③ウィルス対策ソフトウェアのプログラムと定義ファイルは常に最新の状態にしておく。
④ウィルス対策ソフトによる定期スキャンを無効化しない。
関連情報をお知らせしておきます!
最近では偽のウィルス対策ソフトが出回っているため注意が必要です。
具体的には、アクセスしたサイトで「あなたのコンピュータはウィルスに感染しています。」などのメッセージを表示し、無料のウィルス対策ソフトと偽り、誘導しダウンロードして実行するとウィルスに感染してしまう手口のようですよ。
無料のウィルス対策ソフトを使う場合には慎重に。注意しましょう!
最後に、
もしも、ウィルス感染が疑われる場合の対応について解説しておきましょう。
感染が疑われる場合というのは、PCを操作したときの画面遷移、画面表示などがいつもと違う、何かおかしいなどの場合ですね。
このように感じた場合は、まず速やかにインターネット接続を遮断(周辺にある他の機器への感染を防ぐため)しましょう。
具体的には、有線LAN接続している場合は、LANケーブルをPCから取り外す、Wi-Fi接続している場合には、Wi-Fiの設定をOFFにします。
その上でウィルス対策ソフトを起動し、PCのメモリ領域全体をスキャンしウィルスの除去を行いましょう。
今回はここまでです。
それではまた。
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