【PCに不慣れな人必見!】PCの動作を軽くする6つの方法

PCの便利帳(活用編)

PCを使っていると、最初はサクサク動いていたものが、次第に電源を入れてからいつもの画面が表示されるまでに時間がかかるようになり、PCが重たく、遅く感じるようになってませんか?

ここでは、その理由とPCの動作を軽くするする方法を紹介していきます。

PCの動作が遅くなるわけ

PCの動作が遅くなる理由として、細かなものも含めると色んなことが考えられますが、それらの中から主な要因を挙げると3つくらいに集約できるんじゃないかと思います。

使っていないアプリが常に動いていてメモリ不足

まずは、アプリケーションを動かすメインメモリの容量が不足状態に陥った場合ですね。

普通、アプリは、HDDとかSSDなどのストレージ(電源を落としても消えないエリア)に保存されていて、アプリが選択されると、これらのストレージからメインメモリにコピーされるんですけど、既に色んなアプリがメインメモリにあって入りきらなくなっていることがあります。

この既にメインメモリに存在しているアプリが常駐アプリになるんです。この常駐アプリが多いと、メインメモリがすぐに一杯になってしまう可能性があるわけです。

そうなると、ストレージの一部とメインメモリの双方を使って、アプリを動かすという泣き別れ状態になってしまうんです。

このストレージはメインメモリに比べてアクセス速度が遅いため、結局アプリの動作が遅くなってしまうという結果となってしまうんですよ。

ウィルス対策ソフトが重い

専用のウィルス対策ソフトは、必ずインストールしてますよね。これが入ってないと、ウィルスに感染してしまいますからね。

このウィルス対策ソフトは、PCに入り込んでくるウィルスを常に監視している必要があるので常に動いているわけです。

加えて、電源をONしたときや、1日の中で所定のタイミングでPCの内部ストレージを一通りスキャンします。

なのでそのタイミングでは、動作が遅くなりますよね。

この常時チェックと定期スキャンがウィルス対策ソフトによって、重たさが異なるんです。

ストレージにゴミの蓄積やファイルが泣き別れ

PCを使い続けるとファイルの生成と削除を繰り返し行いますので、その過程で一時的に生成されるファイルの断片が溜まってしまいます。このことで遅くなることはありませんが、ストレージのサイズに対して有効な容量が少なくなってしまうんです。

また、同様にファイルの生成を繰り返すと、ストレージ上の複数のエリアに泣き別れ状態で1つのファイルが保存されてしまいます。

要は、ファイルの生成と削除を繰り返すと、ストレージ上に不連続にファイルが置かれた状態になるわけです。新たなファイルを空いているストレージに入れようとして、入りきらない場合、ファイルを分割して複数の空きエリアに入れます。

その結果、読み込もうとすると複数の場所から取り出して、それを1つのファイルに結合する作業が発生し、遅くなってしまいます。

PCの動作を早くする方法

PC起動時同時に起動するアプリを減らす

起動時間がかかる場合、PCの起動時に同時に動かしているアプリを減らすと効果があります。

Windows10の場合、「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」により、現状のスタートアップアプリの一覧が表示されます。(Windows11でも同様の操作でいけるはずです。)

このリストの中で、起動時に動かす必要のないアプリをOFFに設定変更します。

常駐アプリを削減する

起動後の通常状態からのアプリの起動が遅かったり、アプリ起動後の動作も重たい場合には、常駐して常に動いている「バックグラウンドアプリ」といわれるアプリを絞り込むと有効です。

操作方法は、Windows10の場合、「設定」→「プライバシー」→「バックグラウンドアプリ」により、現状のバックグラウンドアプリの一覧が表示されます。 (Windows11でも同様の操作でいけるはずです。)

このリストの中で、常駐して動かす必要のないアプリをOFFに設定変更します。

PCのクリーンナップとデフラグ

前述の通り、ストレージ内にたまったゴミファイルの清掃や、ファイルの泣き別れ状態の正常化(これをデフラグといいます。)を定期的に行うことでそれなりの効果が期待できるんじゃないかと思います。

  • ディスクのクリーンナップ 
    • アクセサリ→Windows管理ツール→ディスクのクリーンアップ 
  • ディスクのデフラグ 
    • Windows管理ツール→ドライブのデフラグと最適化→最適化

ウィルス対策ソフトを入れ替える

ウィルス対策ソフトは、常駐アプリの1つであって、常にPCの入り口を監視しているためPCの動作に影響を与える可能性が高いんです。

そのためにできるだけ、動作の軽いウィルス対策ソフトの使用をお勧めします。

別の投稿でも説明してますが、私の経験上はESETを強くお勧めしますね。

そもそも、主要な各社の専門のウィルス対策ソフトのウィルス検出能力は、同じように高いレベルにありますので、どこのメーカーのものでも問題ないというのが私の意見です。しかし、動作の軽さという視点を加えるとESETがいいかなと思ってます。

メモリの増設

前述の通り、メモリを増設してあげれば、複数のアプリが同時に動いていてもメモリがオーバーする可能性が低くなるため、PCの高速化が期待できます。

しかし、慣れない人は厳しいかもしれません。専門の業者に依頼するのがいいでしょう。

HDDならSSDへ

今使っているPCのストレージがHDDの場合、SSDに入れ替えると恐らく劇的に速度が早くなる期待があります。

現状のPCにいずれのストレージデバイスがついているのか調べる場合には以下の方法で確認できまっせ。

【確認方法】
エクスプローラを開く→「PC」をクリック→右画面「デバイスとドライブ」欄にあるローカルディスク(C:)を右クリック→「ツール」タブをクリック→「ドライブの最適化とデフラグ」の「最適化(O)」をクリック この時の表示を確認

  • メディアの種類が「ソリッドステートドライブ」であればSSD
  • メディアの種類が「ハードディスクドライブ」であればHDD

但し、結構ハードルが高いため慣れない人はやらない方がいいでしょう。PCを壊してしまう可能性もあるので。

交換する場合には、メインメモリ同様に専門の業者に頼むのが無難ですね。

ちなみに料金ですが、SSDの容量に応じて変わります、当然ですが。部品代込みで120GBの場合、1.6万円程度~1TBの場合、2.5万円程度のようです。

まとめ

PCの動作を軽くする方法をいくつか紹介してきましたけど、大切なのは、定期的にちゃんとメンテしてやることです。

それでも効果がなくなってきた場合には、メインメモリの増設やHDDからSSDへの入れ替えという順番です。

 ①起動アプリの絞り込み

 ②常駐アプリの絞り込み

 ③ストレージのクリーンナップ

 ④ストレージのデフラグ

 ⑤メインメモリを増設する(但し、専門の業者へ依頼する)

 ⑥HDDが使われていればSSDに入替(但し、専門の業者へ依頼する)

今回はこれで終わります。

それではまた。

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