PCを買い替える前と、購入後に行わなければいけない作業、手順や注意点についてまとめてみました。この手順に基づいて入れ替えを行うことで、効率的にもれなく進めることができるはずです。
是非参考にしてみてください。
PCの買い替え前の作業
データのバックアップ
今使っているPCのデータ移行を行うためには2つの方法が考えられます。
1つ目の方法は、現状のPC内で使っているファイルのうち、必要なものだけを選んで一時退避場所に保存する方法です。そして新PC側でこのファイル類を一時退避場所から取り出してやります。
この方法は、PCに慣れない人でも比較的容易にできますので、できればこちらの方法がいいと思います。
このバックアップには、フリーのデータバックアップツールを使う方法で、過去の投稿でも何度か紹介していますが、RealSyncというソフトを使います。
リンク先で使い方も含めて紹介しているので覗いてみてください。とても簡単に使えるため、私的にはこちらのツールをお勧めしたいですね。
とはいってもということで2つ目の方法は、Windows OSを含めたシステム全体のイメージをそっくりそのまま一時退避場所に保存しておく方法です。これは、買い替え前後で全く同じ環境をそのまま移行したい場合に行います。
この方法は、Widowsとして標準サポートされています。「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元」で行うことができます。
デスクトップ画面左下のスタートメニューボタン横の「ここに入力して検索」に「コントロールパネル」と入力してENTERを押せばコントロールパネルは表示できます。
データのバックアップ時間は、バックアップするデータのサイズによります。数十分で終わる場合もあれば半日程度かかる場合もあります。
そのため、時間的に余裕をもって作業を行うようにしましょう。
データの一時保存先ですが、保存するデータのサイズによってUSBメモリや外付けHDDが考えられます。
USBメモリの場合少し前までは128GB程度までが限界でしたが、現在では1TBのものが3,000円程度でamazonで販売されているんですね。
2TBを超える場合には外付けのHDDに保存することになります。4TBで1万円前後で購入できそうです。(本日時点での話です。)
(256GB、512GB、1TBのUSB amazon)
2TB以上の容量が必要な場合は、外付けのHDDになります。
(2TB、4TBのHDDのamazon)
ブラウザのブックマークデータのエクスポート
インターネットブラウザで色んなブックマークを登録していることが多いと思います。そのブックマークをそっくりそのまま、移行後のPCでも使いたい場合の話です。
そのためには、現PC上のブラウザに登録してるブックマークを一時的にファイルに取り出す(エクスポート)する必要があるんですね。
ただ、おそらく多くの方は現PCでchromeブラウザを使っているんじゃないかと思います。この場合にまた、新PCでも同じブラウザを使う場合には、エクスポート作業は必要ありません。
移行後の新PC側でGoogleアカウントに同期する設定を行うだけですぐに新PCで同じブックマークが使えるようになります。
その方法は、買い替え後の作業の方で説明します。
chrome以外のブラウザとして、例えばMicrosoft Edgeを使っていて、新PCでchromeを使う場合のブックマークの移行について説明しておきましょう。
現PCでEdgeを開きます。
画面右上にある☆が流れるマークをクリック→…をクリック→「お気に入りのエクスポート」をクリックして、移行データ保存用のUSBなどに、適当なファイル名で一時保存しておきます。
移行後に、新PC側でchromeを開きます。画面右上の×マークの下にある縦に「・」が3つ並んだマーク「Google Chromeの設定」をクリック→「ブックマーク」をクリック→「ブックマークと設定をインポート」をクリック→Edgeを選択して「インポート」をクリック
以上で移行終了です。
IMEユーザ辞書データのエクスポート
自分で辞書ツールを使って、データを作っている場合にはユーザ辞書データのエクスポートを行います。操作は簡単です。
画面右下のシステムトレイの中で、“あ”と化表示されているところでマウスで右クリックしてIME辞書メニューを表示→「設定」→「ユーザ辞書ツールを開く」→「ツール(T)」→「一覧の出力(P)」で、自分で決めたテキストファイルに辞書データをエクスポートします。
各種idの確認
移行後にスムーズに作業が進められるよう、事前に自分で登録して保有する各種idを整理して用意しておきましょう。
基本的なidとして、Microsoft id、Google id、メール id、Amazon id、Yahoo idなどが挙げられますね。ほかにもいろいろあるかもしれません。
事前に移行後にインストールするソフト
各種idと同様に、新PCで使う予定のソフトをリストアップしておきましょう。
ウィルス対策ソフト、マイクロソフトOFFICE、メールソフト、AdobePDFリーダー、
その他、自分で常用しているソフト
などですね。
また、ウィルス対策ソフトの移行方法を確認しておく必要があります。
旧PCで使っていたライセンスを新PCに置き換えないといけないですよね。その登録変更手続きが必要ですね。
これはウィルス対策ソフトの話だけではなく、その他のサブスクライブ型の有料ソフトを利用している場合も同じですね。
旧PCデータの消去と破壊、廃棄
この方法については、こちらの記事の「PCの廃棄」欄に記載してありますので、それを参考にしてください。
PC買い替え後の作業
データの移行
移行前の作業欄で解説した2つの移行手段のいずれかの方法に従って、移行後のデータのインポート作業を行いましょう。
こちらの作業もエクスポート時と同様に数十分から、データのサイズによっては半日程度かかる可能性がありますので、その認識で作業しましょう。
各種設定
インターネット接続設定
インターネットの接続設定は、各プロバイダから提供されている設定方法に従って行っていきましょう。
Wi-Fi接続設定
Windows画面右下のシステムトレイにある電波マークを右クリックしてWi-Fiをクリックします。
Wi-Fiが有効になったことを確認後、表示されている各Wi-FiのAP情報から、つなぎたいWi-Fiを選択後、パスワードを入力することで接続完了です。
ブックマークのインポート
chromeブラウザからchromeブラウザへ移行する場合を例にとり説明します。
ブラウザ起動→右上のメニューから「ブックマーク」→「ブックマークと設定をインポート」→Googleの設定「同期を有効にする」
これで、旧PCで使っていたブックマークを新PCでそのまま、すぐに使えるようになります。
プリンタドライバのインストール
プリンタドライバは、プリンタメーカーから最新版が提供されていますので「メーカー名 プリンタ名 プリンタドライバ」で検索します。PCのOSに対応したプリンタドライバをダウンロードしてインストールします。
その他周辺機器ドライバのインストール
プリンタドライバ同様の手順でその他の周辺機器ドライバをインストールします。
各種ソフトのインストール
事前にリストアップしておいた情報を確認しながら、ウィルス対策ソフト、OFFICEソフトその他、以前使っていたソフト Adobe PDFリーダー、テキストエディター などを順次インストールしていきます。
さいごに
PCの移行前後の作業と注意事項などを中心に解説してきました。
PCの移行作業は予想以上に時間がかかるものです。時間的な余裕をもってやるということと、事前の準備がカギです。
データバックアップ用のUSBメモリや外付けHDDの準備や各種idの確認など、その場になって、慌てることの内容行っていきたいですよね。
今回はここまでとしたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた次回まで。
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