PCのストレージの容量は知らぬ間にどんどん減ってしまい、数年もするとすぐに容量を気にしなければならない状態になりませんか。
容量不足に陥ってしまった場合にはどのように解決すべきでしょうか。まずは、容量を捻出する方法に加えて、容量を増設する方法について解説していきましょう。
ちなみに私が仕事で使っているノートPCは約2年前に入れ替えました。もともとは236GBあったストレージ容量が、約2年経過した今では、115GBしか残っていません。このままいくとあと2年ももたない計算になってしまいそうです。
現状の残ストレージ容量を確認
まずは、現時点でどの程度の容量が残っているのか確認してみましょう。方法は簡単です。
エクスプローラを開き、Cドライブをマウスで右クリックすると円グラフと共に残容量が表示されます。

ノートPCの容量拡張する方法(捻出方法)
まずは、現在使われているストレージ上のデータの中で、削除できる場所のデータを削除していきます。
但し、容量が枯渇しかかっている場合に、個々に文書ファイルを確認して削除していっても有効な効果にはつながりにくいものです。
ファイル1本でせいぜい数MBだからです。
他方で、捻出したいのはGB単位のエリアだからです。1本1MBだとすると1000本のファイルを削除してようやく1GBです。よって、現実的な方法ではないですよね。1本ずつファイルの必要性を確認していくのは。
ただ、本当に不要なファイルは、容量捻出の目的ではなく、ファイルを整理する(ドンシャリ)目的で削除していいと思いますが。別の機会に。
ゴミ箱を空にする
最初に行うのは、やはりゴミ箱を空にすることですね。たまに、ゴミ箱をあさったりすることがあれば、全てまっさらにしてしまうのはちょっと不安が残るでしょう。
そのような場合であれば、3か月とか、半年以内のデータは残してそれ以前のものは、消してしまうなど、自分なりにルールを決めるのもいいと思います。
ディスクのクリーンアップ
PCを長い間使い続けていると、ストレージの中にファイルの切れ端が、あちこちにたまって、これらの無駄な切れ端が無駄にストレージの容量を食ってしまいます。
なので、定期的にこれらのストレージの中を掃除してきれいにするディスクの「クリーンアップ」をおこなうと、残容量がアップします。
クリーンナップ前後でディスクの容量をチェックしてみて下さい。

一時的に使用データをクリア
次に消しても問題ないのがWindowsシステムが、システムのアップデートを行う際に一時的に使用しているストレージの削除です。
一時的に使われるだけなので、その時に使われた後は不要なファイルとして残っているだけです。なので、削除しても何の問題もありません。
Windowsは結構頻繁にアップデートされますが、その度に不要なファイルが蓄積されていきますので、定期的に確認して、削除すると結構なサイズの容量が捻出できます。


不要なファイルやアプリの削除
文書ファイルは大した容量にならないので、画像データや動画データですよね。
例えばスマホとPCを同期させていいると、スマホで撮影したデータがPCにもダブって保存されている可能性があります。
このような場合には、PC上の写真データを削除すると、かなりの容量が捻出できるでしょう。
またインストールはしたけど、現在では使っていないアプリがあれば以下の手順で削除しましょう。

使用頻度の低いファイルを圧縮
現状では、「ほとんど使用することはないけど、もしかしたら、今後も利用する可能性があるので残してはおきたい」というファイルはあるんじゃないかと思います。
このようなファイルを全て、同じフォルダに入れ圧縮して保存することにより、容量を捻出できるかもしれません。
ファイルやフォルダの圧縮はWindows標準でサポートされています。以下の手順でやってみてください。

使える容量を増やす方法
増設メモリとして、USBメモリや外付けSSDを利用する
以上の手段で容量拡張しても足りない場合、もしくは、そんな時間もないので手っ取り早く、容量を増やしたい場合には、増設メモリとしてUSBメモリや増設SSD、増設HDDを外付けすることでしょう。
いずれを使えばよいかは、必要な容量によります。
現状で考えると、最大1TB程度までであれば、USBメモリまたはSSDが良いと思います。
両者を比較するとUSBメモリの方が安い傾向にあります。使用している半導体デバイスの違いによるもので、どちらがいいということもありません。
HDDと比較するとUSBメモリやSSDなどの半導体デバイスは、振動に強く長持ちしますのでこれらデバイスをお勧めします。
また、USBメモリとSSDを比べた場合、私個人的にはUSBメモリを断然お勧めします。
(128GB、256GB、512GBのUSBメモリ)
|
|
|
2TB以上の容量が必要な場合は、外付けのHDDになります。
(2TB、4TBのHDD テレビ録画用なので高性能、通常データ格納用にも当然使える)
|
|
内蔵SSDや内蔵HDDの容量を増やす
外付けとしてではなく、内蔵のSSDやHDDの容量を増やす方法もあります。外から見えないので、きれいにまとまるという利点はありますが、慣れてない人は避けたほうがいいです。
下手にPCの内部を開けて、壊してしまうことにもなりかねません。
どうしても、内蔵のSSDやHDDの容量を増やしたい場合には、専門の業者に頼むべきと思います。
容量によって価格が変わります。
SSDの場合、部品代込みで120GBの場合、1.6万円程度~1TBの場合、2.5万円程度のようです。
さいごに
ノートPCのみならず、デスクトップPCの場合も同様と思いますが、本当にストレージの容量は、知らない間にすぐに少なくなってしまうものですね。
普段から、それなりに整理してもあまり効果があるようには思えません。
それはたぶん、我々PCを使う側以上に、PC上で動作する各種ソフトウェアがどんどん肥大化していることがその主な一因じゃないかと思います。
それに加えて、画像データも昔は、簡単に扱うことはできませんでしたが、今では、スマホとの連携もあり簡単に扱えるようになったからかもしれません。
他方で、USBメモリやSSDの値段は、どんどん安くなっているので、これらを活用していった方がいいかと思います。
今回はこのへんまでにしておきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。
コメント
[…] こんな時の応急処置として、行うべき対応策があります。(こちらも見てみてください) […]