従来は動画サービスといってもテレビ放送しかありませんでしたが、現在では、これにインターネット上の動画サービスも充実してきたために、ユーザとしては選択肢が増えました。
便利になった反面、どのサービスを利用したらよいか迷ってしまいますよね。
ということで、今回は、各動画サービスの特徴や料金を比較し、おすすめの動画サービスを解説していきましょう。
各種動画サービス
各種動画サービスをその配信形態と配信事業者で分類すると従来から存在するテレビ放送、テレビ放送局によるインターネット配信(これをインターネットテレビと呼びます)、動画サービス事業者によるインターネット配信の3種類になります。
テレビ放送
テレビ放送は、従来からNHK、民放(日本テレビ、フジテレビ、TBS、テレビ東京他)が行っているわけで、特段変わりはないですかね。
特に2003年にアナログ放送からデジタル放送に切り替わって以降は、ユーザから見た場合、4K,8K放送などはありますがそれ以外に、変化は感じられないですよね。
テレビ放送局によるインターネットテレビ
インターネットテレビとはネット上で配信される動画サービスのことを指し、多くの場合、VOD(ビデオオンデマンド)の形式をとっています。
VODとは?
VODとはユーザが好きな時に自由に、動画再生、停止などの操作を何度でも行うことのできるサービス形態のものです。
インターネットの発達に伴い、各種動画サービスのネット上における配信は、テレビ放送局にとって、大きな脅威です。
自分たちの存在価値を脅かされる可能性すら否定できないからです。
このようなネット上での動画サービスに対応するために、テレビ放送局としても自分たちとしての生き残りを賭けて、ネット配信を開始してきたといっても間違いではないでしょう。
コンテンツが勝負!
しかし、映像配信サービスはコンテンツが勝負です。
テレビ放送局が保有するコンテンツは、自分たちで保有する放送された番組の見逃し視聴を目的としたものが中心で、現時点では、残念ながら魅力あるコンテンツの提供ができているようには思われません。
ただ、日テレはHuluと組んでHuluの保有するコンテンツも視聴できるといった特徴を打ち出したり、TBSはWOWOWのネット配信コンテンツを見ることができるなどは面白いアプローチと考えられます。
NHKプラス
また、NHKプラスの場合は、現状の受信契約料金以上の追加料金は不要であるのは当然です。
それ以外のところは、ユーザから見れば、地上波で放送されているものをネットに流すだけで、プラスの料金を払わされることに納得してもらうのは難しいのではないかと私は思います。
VODサービス名 | 月額(税込) | 特徴 | |
NHK | NHKプラス | (受信契約料のみ) | 南関東エリアの番組配信 |
日本テレビ | Hulu | 1,026円 | Huluコンテンツも視聴可能 |
フジテレビ | FODプレミアム | 976円 | マガジン、雑誌読み放題 |
TBS | paravi | 1,017円 | WOWOWのネット配信が見れる |
テレビ朝日 | TELASA | 618円 | レンタル作品はコインの購入で見れる |
動画サービス事業者によるVOD
主要な動画サービス事業者を3サービス挙げてみました。
You Tube
まずは何といってもYouTubeかなーって思います。
玉石混交で色んなコンテンツが山のようにありますが、その点も含めて、自分で選択して視聴できる、という点と他にはないオンリーワンのコンテンツがあふれているという点は大きな強みですね。
これらがすべて無料というのは本当に驚異的です。
NetFlix
NetFlixは世界最大手の動画サービス事業者で2億人以上のユーザがいます。
保有するコンテンツ数は公開されていませんが、オリジナル制作したコンテンツも多く、基本的に登録されているすべてのコンテンツは会員であれば無条件で視聴できます。
昨今の外出を控える状況の中で、一段と会員数を増やしているものと考えられます。
AmazonPrimeVideo
AmazonPrimeVideoはAmazonサイトの勢いと、圧倒的な金額の安さを魅力としたサービスです。
一部のコンテンツは、会員であれば無条件で視聴できますが、それ以外はレンタル方式で、都度料金を支払う形式です。
U-Next
U-Nextは日本国内の事業者で、コンテンツ数22万本以上という点が大きなセールスポイントと考えられます。
また、日本国内の事業者であることから、日本人が好むコンテンツをよく理解して提供しています。
さらに、無料トライアル期間をずっと行っているので利用しやすいサービスです。
月額(税込) | 特徴 | |
YouTube | 0円 | 膨大なコンテンツを全て無料で視聴可能 |
NetFlix | ベーシック(SD画質) 990円 スタンダード(HD画質)1,490円 プレミアム(UHD、4K画質)1,980円 | 基本的に全コンテンツ見放題 ベーシック 同時視聴不可 スタンダード 同時視聴2台 プレミアム 同時視聴4台 |
Amazon Prime Video | 月500円(または年間4,900円) | 一部の動画コンテンツが見放題 |
UNEXT | 月990円 | 22万コンテンツ、同時視聴4台 |
各種動画サービスの視聴方法
主な動画サービスの視聴方法は、以下の4種類に分類できます。
インターネット内蔵TV
各種動画サービスに対応したレコーダー
FireTVスティック、Google chromecast
スマホ、タブレット
インターネット内蔵TV
動画サービスを視聴する機能があらかじめ内蔵されているタイプのテレビがインターネット内蔵TVです。
ユーザはテレビにイーサネット端子を差し込むんで、必要に応じて各種動画サービスに対応するアプリをインストールすれば、すぐに動画サービスを利用できるようになります。
各種動画サービスに対応したレコーダー
インターネット内蔵TVと同様の機能を持つHDDレコーダーやDVDレコーダーを使い、これをTVに接続することにより、各種動画サービスを利用できます。
FireTVスティック、Google chromecast
FireTVスティック、Google chromecastともにUSBメモリのような小型の形状をしており、このデバイスをテレビのHDMI端子に差し込むことにより動画サービスが利用できるようになります。
Wi-Fiを内蔵していて、近くのルータ経由でインターネットに接続することができます。
スマホ、タブレット
3点目のスマホやタブレットによる動画サービスの視聴は、ご存じの通りと思いますが、動画サービスに対応したアプリをダウンロード後、アプリを起動することにより各種動画サービスを利用できるようになります。
ネットでテレビ放送を見る方法
テレビ放送をネットで見ることに対して消極的ではありますが、一応、関連商品を紹介しておきましょう。
テレビチューナーを内蔵しており、受信したテレビ放送をインターネットで再送信してくれる機器が何種類か発売されています。
PanasonicのDigaは7チューナを内蔵したブルーレイレコーダーです。DIGAが受信したテレビ放送をネットに再送信し、これをスマホやタブレットで見ることができます。
同様の機能を持つ機器にアイ・オー・データのREC ONやバッファローのnasneがあります。
いずれの機器も、自分で受信したテレビ放送をネットに配信して、スマホやタブレットで視聴することが可能です。
さいごに
各種動画サービスの種類や夫々の特徴について、紹介してきました。
テレビ放送にプラスアルファの投資をして、ネット配信されたものを見る気にはあまりなりませんね。
やはりテレビ放送は従来通りテレビで見ればいいんじゃないかと思います。
他方で、テレビ放送では満足できないプラスアルファを有料の動画サービスに求めれば良いのではないかと思います。
この場合、いずれのサービスを選択するかは、好みにもよりますよね。
ちなみに、我が家の場合は、動画サービスはYouTubeとNetFlixにしてます。
TouTubeは無料のわりに、とんでもなくコンテンツが豊富だからです。
NetFlixは料金のキャンペーンをやっているときに勢いで入ってしまって、そのまま継続しています。
ちなみにamazonのプライム会員になっているので、自動的にamazonPrimeVideoを利用できるんですが、現状利用してません。
NetFlixだけで十分だからです。
今回はこの辺でクローズとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。
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